【第一部】小学生・市議会体験

※参加者の会派名は架空のものです

【第一部】小学生・市議会体験の集合写真

大きな声で手を挙げて、 議員さんの見つめる演壇へ! ご家族と一緒に、緊張した面持ちで入場した10人の小学生たち。自身の氏名標が取り付けられた議員席に着席してからも、落ち着かない様子で周囲をキョロキョロ。市長の挨拶が終わると、いよいよ第一回目の議会が始まりました。

実施日:2024年11月4日(月) ※学年は実施時点のもの

八木議長

八木議長
ただいまより、第一回西宮市こども市議会 前半の部を開会します。進行は私、議長の八木米太朗が行います。開会に際し、市長からの挨拶があります。市長。

石井市長

石井市長
開会に当たりまして一言御挨拶申し上げます。
本日ここに第一回西宮市こども市議会 前半の部をお願いいたしましたところ、こども議員の皆様におかれましては御出席を賜りまして、感謝申し上げます。ありがとうございます。こども議員の皆様をはじめ市民の皆様におかれましては、引き続き、またこの議会を通じて御指導いただきますようにお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

八木議長

八木議長
本日出席の議員は10人であります。本日の議事予定については、手元の資料に記載の通りです。それではこれより、議事を進めます。

井上さん

Q 神原小学校、5年生、西宮を応援する会所属の井上 廉斗です。質問を行います。

今、議会でどんなことが話し合われているか教えてほしいです。

以上です。お答えください。

A 総務局長の村上 ひろしです。ただ今の井上 廉斗議員からの質問に対してお答えします。

村上さん 局長役は
議員の皆さん!
西宮市議会では、みんなの暮らしを良くするために、たくさんの大切なことが話し合われています。本当にいろいろなことを話しているので、最近話したテーマだけでも全部紹介すると時間が足りないほどありますが、今回はその中から2つ紹介させてもらいます。まずは、みんなの身近なテーマだと、学校の工事に関する話もしています。安全で安心して学校で過ごせるようにするためには、古くなった校舎を建て替えたり、体育館に空調を整備したり、LED照明を取り入れるなどが必要ですが、工事にはとても多くのお金が必要になります。なので、どの学校から順番に工事をしていくか、どんな工事をするか、いくらぐらいお金をかけるのかといったことを議会で話し合って決めていきます。このように、みんなの生活やまちを良くするには、お金が必要なことが多いので、「西宮市のお金」についての話も最近はたくさんしています。詳しい話はこのあとの質問でも出てきますが、これから西宮市がお金で困らないように、節約する方法やお金を稼ぐ方法をみんなで考えています。
以上となります。

山内さん

Q 深津小学校、6年生、西宮を応援する会所属の山内 隼人です。質問を行います。

今西宮市は財政難に陥ってしまっていると
学校の先生が言っていました。それなのにどのようにして
西宮をここまで発展させたのですか?

以上です。お答えください。

A 財務局長の山口 まゆみです。ただ今の山内 隼人議員からの質問に対してお答えします。

山口さん 西宮市は、住みやすいまちや良い文化・教育の環境を活かして「文教住宅都市」として成長してきました。でも、最近は「子どもが少なくなり、お年寄りが増えること」や「学校などの建物が古くなること」でお金がたくさん必要になっています。そのため、使うお金がもらえるお金より多くなってしまい、これを「財政難」と言います。そこで、西宮市では「財政構造改善」という計画を立てました。この計画は「もらえるお金を増やし、使うお金を減らす」ことです。例えば、仕事のやり方を見直してお金を節約したり、西宮市が持っているいろいろな魅力をみんなに知ってもらい、お金を増やしたりすることを考えています。これからも「文教住宅都市」として成長できるように、西宮市をすてきなまちにしていきます。
以上となります。

岡田さん

Q 甲東小学校、3年生、こどもの未来所属の岡田 琉之介です。質問を行います。

給食が大好きで、毎日おかわりしています。
東京や大阪は、給食費が無料と聞いたことがあります。
西宮市はいつそうなりますか?

以上です。お答えください。

A 教育次長の前田 しゅうじです。ただ今の岡田 琉之介議員からの質問に対してお答えします。

前田さん まず、給食を気に入ってくれてありがとうございます。学校の給食費は、学校を設置している西宮市とお父さんやお母さんなど保護者の方がそれぞれお金を出すことになっています。西宮市でも、国からのお金を使って、子育てをしている家庭を助けるために、半年間だけ給食費を無料にしたことがあります。でも、給食費をずっと無料にすると西宮市にたくさんのお金が必要になります。だから、他の市と相談しながら、県や国に給食費を出してもらえるようにお願いしていきます。
以上となります。

【第一部】小学生・市議会体験の様子
西添さん

Q 大社小学校、3年生、楽しいまちづくり会所属の西添 楓です。質問を行います。

子どもの時、どんな遊びをしていましたか?

以上です。お答えください。

A 産業文化局長の宮本 けいこです。ただ今の西添 楓議員からの質問に対してお答えします。

宮本さん ご質問者さんと同じ小学3年生の頃を思い出しながらご答弁します。私は今45才ですので小学3年生の時といえば今から36年程前です。小学生の時は外で遊ぶことが多く、近所の公園や家の近くの道路でも遊んでいました。ゴム飛びやゴム段、鬼ごっこの氷鬼や色鬼、鉄棒は逆上がりが好きで、鉄棒にスカートを巻き付けてクルクル回るスカート回りもしていました。ブランコでは靴飛ばしをして、後ろや横など思わぬところに飛んで行ってしまった靴をけんけんで探した記憶もあります。近所に住む年の違う友達と遊ぶこともあれば、同級生と約束をして遊ぶこともありました。また当時はローラースケートを履いたアイドルグループが大人気で、私もローラースケートを買ってもらい友達と滑りました。小学校高学年になるとドッジボールが流行っていて、放課後は毎日のように運動場で帰りのチャイムが鳴るまでやっていました。とにかく外で元気に遊んでいる毎日でした。
以上となります。

寺田さん

Q 高木小学校、5年生、自然と環境の会所属の寺田 航です。質問を行います。

高木小学校区内の消えている街灯を早く新しい物に交換して欲しいです。街灯が無くて暗い所にも新しく街灯を設置して欲しいです。また、市内を自転車で通ると、路面に亀裂が入っていたり、でこぼこしていたりしているところがあって、ハンドルを取られて危なく運転しにくいです。小曽根線の学文中学校付近や、今津西線の森下町21番辺りの歩道は、いつ綺麗になりますか?

以上です。お答えください。

A 土木局長の三好 さつきです。ただ今の寺田 航議員からの質問に対してお答えします。

三好さん まず、西宮市の道路には、2種類の街灯があります。1つは車の事故を防ぐための「道路照明灯」、もう1つは歩く人の安全を守るための「防犯灯」です。「道路照明灯」が消えている場合は、西宮市に連絡してください。街灯には番号が書いてあるステッカーやプレートがありますので、その番号を確認して知らせてくれると、すぐに対応できます。明かりがなくて怖い場所があれば、地域の代表の方から設置のお願いを受け付けています。たくさんの人が通る道かどうかや、どのくらい暗いのかなどを確認してから、防犯灯をつけるか考えます。また、街灯をつける場所の近くに住んでいる人につけていいのかを聞いていく必要もあります。小曽根線については、国道2号から南に向かって、電線を地中に入れて電柱をなくす工事をしています。この工事と一緒に歩道も整備する予定です。質問の歩道については、すぐにきれいにできない場合もありますが、市役所の担当の人が歩道を見に行き、必要なら修理をしていきます。
以上となります。

【補足情報】
消えている街灯に関しての連絡先はこちらです。街灯に付けてあるプレートに記載の番号も確認のうえ、ご連絡ください。
連絡先はこちら
防犯灯の不点灯や要望などについてはこちらです。 防犯灯の不点灯や要望などについてはこちら

馬谷さん

Q 樋ノ口小学校、1年生、楽しいまちづくり会所属の馬谷 知歩です。質問を行います。

市長さんの1日の過ごし方を教えてください。
市民のみんなからどんな意見がきますか?

以上です。お答えください。

A 市長の石井 登志郎です。ただ今の馬谷 知歩議員からの質問に対してお答えします。

石井さん 朝は、ゴミを出したり洗濯をしたり、ネコのお世話をしたりします。それから家族と話をして、市役所に行きます。市役所の仕事では、いろいろな職員から報告を受けたり、地域の行事に出席したり、工事現場を見に行ったりもします。また、お客様と会って意見を聞くこともあります。時には夜遅くまで頑張ることもあります。家に帰ったら、一日を振り返り、西宮市を良くするためのことを考え、勉強もしますが、プロ野球の結果も気にしています。もちろん家族やネコと一緒に過ごすことも大切にして、家族と仕事のどちらも大事に考えています。自分の家族も含めて西宮市民みんなが幸せに暮らせるよう、毎日頑張っています。市民の皆さんからは、ゴミの出し方や道路の問題、新しい制度の提案など、様々な意見をいただきます。これらの意見を参考にしていますが、国や県のルールやお金の問題で、すべてを実現することは難しいです。何ができるかを市職員や議員のみなさんと一緒に考えています。
以上となります。

道上さん

Q 鳴尾東小学校、1年生、こどもの未来所属の道上 凛久です。質問を行います。

小学校の放課後キッズルームなど、こどものための取り組みは
どのように決まったのですか?他にどんなものがありますか?
僕の小学校も早くキッズルームができてほしいです。

以上です。お答えください。

A 教育長の松本 たかゆきです。ただ今の道上 凛久議員からの質問に対してお答えします。

松本さん 昔と比べて、自由に遊べる空き地や公園が少なくなったり、放課後にみんなで集まることが少なくなっています。そこで、学校を使って放課後に自由に過ごせる場所を作ろうと「放課後キッズルーム事業」が始まりました。小学生が放課後に過ごせる場所としては、他にも留守家庭児童育成センターや児童館があります。「放課後キッズルーム事業」は、すべての小学校や義務教育学校でできるように、順番に始めていますので、もう少し待っていてくださいね。
以上となります。

【第一部】小学生・市議会体験の様子
西添さん

Q 大社小学校、1年生、楽しいまちづくり会所属の西添 樹です。質問を行います。

小さい頃、どんな遊びをしていましたか?

以上です。お答えください。

A 政策局長のおおさこ 純司郎です。ただ今の西添 樹議員からの質問に対してお答えします。

おおさこさん 小学校の休み時間ではクラスのお友達とチームを組み、他のクラスのお友達のチームとドッジボールの試合をしたり鬼ごっこや泥警と言った背中にタッチする鬼ごっこや高鬼、氷鬼や陣取りゲームで遊んでいました。小学校が終わってからは、自宅に帰ったらすぐに野球の道具(グローブやバット、ボール)を持ち公園に走って行き、まずは公園の近くの駄菓子屋さんでお菓子を買って公園で野球をして、休憩中に友達と楽しいお話をしながらお菓子を食べていました!自宅に帰ってからは、少年ジャンプという漫画の本があり、ドラゴンボールなど沢山の漫画を読んでいました!あとゴジラが大好きだったのでゴジラのフィギュアで自分の中で映画の物語みたいに考えて遊んでいました!!みなさんもスポーツや読書などいっぱい学び、お友達と沢山お話して私みたいに沢山美味しいお菓子も食べ過ぎずに給食やご飯を食べていきましょう(笑)
以上となります。

南さん

Q 南甲子園小学校、4年生、自然と環境の会所属の南 迅です。質問を行います。

議員さんにはどうしたらなれますか?
どんなきっかけでなりましたか?

以上です。お答えください。

A 土木局長の三好 さつきです。ただ今の南 迅議員からの質問に対してお答えします。

三好さん 西宮市の市議会議員になるためには、市議会議員の選挙に出て、当選する必要があります。この選挙に出るためには25歳以上の西宮市民であることが条件です。その他に必要な資格はありません。私の場合は、もちろん西宮市民でありました。議員になるきっかけは、2つあります。1つは、ずっと、看護師として医療や介護の現場で働いてきて、西宮市の医療や介護の制度のしくみを知りたかったこと。もうひとつは、市民の方が安心して医療や介護をうけることができるように、これまでの経験を活かして議員として働いてみたいと強く思ったことがきっかけです。
以上となります。

河村さん

Q 高木北小学校、4年生、自然と環境の会所属の河村 祐青です。質問を行います。

西宮市が今力をいれていることや西宮市の自慢、
推し出していけるポイントを教えてください。また、西宮市が
もっと住み良い街になるにはどんなことが必要ですか?

以上です。お答えください。

A 市長の石井 登志郎です。ただ今の河村 祐青議員からの質問に対してお答えします。

石井さん まず、西宮市の良いところは、住みやすくて便利なまちと、自然がたくさんあることです。それに、昔から続くお酒造りや、全国で有名な甲子園球場、いろいろなお店があることも自慢です。西宮市が今がんばっていることは、2人目の山内議員の質問でも言っていた「財政構造改善」というお金の使い方を良くしていくことです。これをすることで、もっと良いまちにしていきたいと考えています。
以上となります。

八木議長

八木議長
以上で、出席議員の質問は全員終了しました。
次に、こども市議会の議案第1号「たのしみや、にしのみや宣言」を議題とします。当局の説明を求めます。市長。

石井市長

石井市長
こども市議会の議案第1号「たのしみや、にしのみや宣言」についての説明を申し上げます。西宮市は来年、令和7年4月1日に100周年を迎えます。これからも西宮市が、みんなに愛され、楽しいまちになるよう「たのしみや、にしのみや」とみんなで100周年を盛り上げていきたいと提案します。以上、1議案について、何とぞこども市議会議員みなさんの賛成をいただきますようお願いいたします。

八木議長

八木議長
当局の提案理由の説明は終わりました。これより、こども市議会の議案第1号の採決を挙手により行います。市長の「たのしみや、にしのみや宣言」について賛成の議員の挙手を求めます。賛成の方は手を挙げてください。

賛成多数により、「たのしみや、にしのみや宣言」は原案のとおり可決されました。

【第一部】小学生・市議会体験の様子

これをもって第一回西宮市こども市議会前半の部は閉会いたしました。
こども議員の皆さんご協力ありがとうございました。

Interview
終えて 感想を聞いて
みました!

  • 八木 米太朗議長
    八木 米太朗議長

    次の150周年、200周年と、この子どもたちがあすのわがまちをつくりあげていくのかと思えば、熱いものがこみ上げてきました。みなさん、ありがとうございました。

  • 松本 たかゆき議員
    松本 たかゆき議員

    一人ひとり様々な視点からの質問があり、子供達も議員も貴重な経験になったと思います。この経験をきっかけに、これからも政治に興味を持ってもらいたいです。

  • ていねいに答えてもらい嬉しかったです。そうだったんだ!と納得できました。

    山内 隼人さん
    山内 隼人さん
  • 思っていた以上の答えが返ってきたのに驚いて、3秒くらい固まってしまいました。

    寺田 航さん
    寺田 航さん
  • まだまだ聞きたいことがあるので、このような機会があればまた参加したいです。

    井上 廉斗さん
    井上 廉斗さん
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