西宮を舞台にした創作物

坂本ですが?

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サムネイル:坂本ですが?
著者の佐野菜見さんは学文中学・鳴尾高校卒業生
著者:佐野 菜見
『坂本ですが?』 (2011年)
©佐野菜見/KADOKAWA
作品紹介

作中では明言されていないが、県立鳴尾高校周辺が舞台となっている。「県立学文高校」で完全無欠の学園生活を送る坂本くんを中心に展開される、人情ギャグ漫画。著者の佐野菜見さんは、2023年8月に36歳で逝去。

作品の舞台となった場所
県立鳴尾高校とその周辺、笠屋町交差点付近、武庫川河川敷緑地など

弟さんがモデルとなり塀の上に。生き生きと描写された登場人物。

著者の佐野菜見さんは市立学文中学校と県立鳴尾高校の卒業で、作中では学文高校となっています。作品が発表されたとき、鳴尾高校の同窓会に参加されたようで大いに盛り上がったそうです。

坂本くんが中学校の塀の上を歩いているシーンは、弟さんが実際に登らされてポーズを取ったそうです。作中の先生も、著者が通っていた学校にモデルがいるとかいないとか…。久保田くんのお母さんの部屋も著者のお母さんが当時実際に使っていた部屋であったり、そうしたリアルな描写が登場人物を生き生きとさせたのではないでしょうか。ディープなファンが鳴尾高校まで行って正門前でウロウロしていると、不審者だと思って出てきた先生が理解のある方で“3歩”だけ入らせてもらってすごく嬉しかったというこぼれ話もあります。

アニメの放送を記念してスタンプラリーが開催されたときは、高架工事中の鳴尾駅下りホームを中心に『坂本ですが?』の飾りつけでとても賑わいました。スタンプラリーの参加者は国内にとどまらず、坂本くんになりきったスペイン人コスプレイヤーも参加。熱いファンが寄贈してくれた韓国語版、スペイン語版、英語版などのコミックもららぽーと甲子園にある「クリエートにしのみや」に残っています。

佐野さんの人気作品を通じて、西宮のまちへの思いは今も生き続けています。

写真:笠屋町交差点

笠屋町交差点

歩道橋は坂本くんの見事なパントマイムが目撃された場所。扉絵にも描かれた。

風景写真提供:西宮流
西宮流へ

佐野先生の西宮への思い

佐野さんは6歳から『坂本ですが?』の連載が終わるまで西宮に住んでいました。作中のシュールなネタの多くは佐野さんの実体験から。西宮の風景だけでなく、佐野さんの西宮時代の思い出が描かれています。

株式会社KADOKAWA ハルタ編集部
塩出 達也さん

漫画家・佐野菜見さんの新人時代から16年間、担当編集を務めた。