西宮を舞台にした創作物

涼宮ハルヒシリーズ

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サムネイル:涼宮ハルヒの憂鬱
谷川流さんは西宮市出身
著者:谷川 流
『涼宮ハルヒの憂鬱』 角川スニーカー文庫(2003年)
©Nagaru Tanigawa, Noizi Ito/KADOKAWA
作品紹介

主人公・涼宮ハルヒが設立したSOS団を中心に展開する学園SFストーリー。著者が西宮出身であることから西宮市周辺が舞台のモデルとなり、アニメ版のロケハンも当地で行われた。

作品の舞台となった場所
県立西宮北高校、阪急甲陽園駅、阪急西宮北口駅付近、夙川河川敷緑地など

人気の北高再現コーナー。珈琲屋ドリームには御朱印も。

西宮市出身の作者・谷川流さんの秀逸なストーリーがファンを引き寄せ続ける、まさに「聖地巡礼」という文化を生み出した作品ではないでしょうか。

ららぽーと甲子園内の「クリエートにしのみや」には北高教室の再現コーナーがあり、海外からも多くのファンが訪れます。舞台の一つとなった西宮北口の珈琲屋ドリームは近くに移転しましたが、昔の雰囲気は変わることなく、巡礼者のための裏メニューもそのまま。店内には訪れたファンが綴る思い出ノートとともに、2018年に「訪れてみたい日本のアニメ聖地88か所」に西宮市が認定された記念の御朱印も置かれています。聖地認定のプレートは北口図書館に設けられたハルヒ・コーナーに飾られていて、図書館内の写真撮影はNGですがそこだけ許されているんですよ。

作中に登場する通称・ハルヒ坂は東に向いていて、元旦の朝ここからご来光を眺めて一年をスタートするファンが今もたくさんいます。西宮北口駅周辺には、ハルヒに関連した飛び出し坊やがいくつか設置されていて、みんなの安全を見守ってくれていますよ。「涼宮ハルヒの憂鬱」に登場する西宮北口駅前の“にしきた公園”にあった時計塔は2009年撤去されましたが、多くのファンの熱意によって5年後に復元され除幕式も行われました。

にしきた公園(北口駅前公園)

にしきた公園は「SOS団」の集合場所のモデルとなった場所。公園の時計塔は一時撤去されたが、ファンの熱意で復活した。

風景写真提供:西宮流
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