西宮を舞台にした創作物

西宮ゆかりの、あの映画・小説・アニメ。
その知られざる舞台裏をご案内。
西宮に点在する印象的な景観は、さまざまな創作物の舞台となり、多くの人々に注目されてきました。
ここでは、その一部の作品にまつわる裏話やエピソードを西宮流の編集長・岡本順子さんに語っていただきました。




西宮流とは
西宮流 (にしのみやスタイル) は2007年に開設された、西宮の地域情報ウェブメディアです。西宮の文化や歴史、街かど小ネタ、市民の皆さんの活動、イベント案内など、さまざまな西宮の情報を、独自の目線で楽しく、細やかに発信しています。

西宮流の開設以来、編集長を務める。愛する西宮を駆け巡り、今ではすっかり西宮オタクです!
作品一覧
- 小説
- アニメ

火垂るの墓
著者:野坂 昭如『アメリカひじき・火垂るの墓』 文藝春秋(1968年)
1968年に直木賞を受賞した、野坂昭如さんの自伝的小説。第二次大戦下、二人きりになった兄妹を主人公とした、戦争の悲しみを描いた作品。高畑勲監督によりアニメ映画化された。
- 小説
- アニメ

涼宮ハルヒシリーズ
著者:谷川 流『涼宮ハルヒの憂鬱』 角川スニーカー文庫(2003年)
©Nagaru Tanigawa, Noizi Ito/KADOKAWA
主人公・涼宮ハルヒが設立したSOS団を中心に展開する学園SFストーリー。著者が西宮出身であることから西宮市周辺が舞台のモデルとなり、アニメ版のロケハンも当地で行われた。
- 小説
- 映画

阪急電車
著者:有川ひろ ※出版後に改名『阪急電車』 単行本/幻冬舎(2008年)、文庫版/幻冬舎文庫(2010年)
阪急電車・今津線の8つの駅を舞台とし、乗客たちが織り成すエピソードを全16話で綴った大ベストセラー小説。映画は今津線を中心に撮影され、観客動員90万人のヒット作となった。
- 小説
- 映画

幼な子われらに生まれ
著者:重松 清『幼な子われらに生まれ』 単行本/KADOKAWA(1996年)、文庫版/幻冬舎文庫(1999年)
連れ子のいる女性と再婚した男を軸に、家族を築いていく難しさに直面した大人たちが織りなす人間模様が綴られている。映画では、名塩ニュータウンが主なロケ地となっている。
- エッセイ
- ドラマ

拾われた男
著者:松尾 諭『拾われた男』 単行本/文藝春秋(2020年)、文庫版/文春文庫(2022年)
西宮育ちで役者としても活躍する松尾諭さんの実話に基づき、波乱万丈な男の人生が綴られた自伝風エッセイ。実写ドラマ化もされ、武庫川団地や西宮南高校などが登場する。
- 漫画
- アニメ

坂本ですが?
著者:佐野 菜見『坂本ですが?』 (2011年)
©佐野菜見/KADOKAWA
作中では明言されていないが、県立鳴尾高校周辺が舞台となっている。「県立学文高校」で完全無欠の学園生活を送る坂本くんを中心に展開される、人情ギャグ漫画。著者の佐野菜見さんは、2023年8月に36歳で逝去。